奥多摩&甲州!ぐるっと秋色5景

平成27年11月20日

 日帰りバスツァーで行きました。紅葉は陽を浴びて美しいものですが、今日は残念ながら曇天です。しかし奥多摩湖に向かう途中の青梅街道は最高の紅葉で感嘆詞の言葉の連発です。

 

奥多摩湖(小河内ダム)の水面は静かで綺麗に反射しています。

 小河内ダムとは、昭和7年に建設が決定され、昭和13年11月に建設工事に着手しましたが、戦争のため中断され、戦後昭和23年9月から工事が再開されました。昭和25年には青梅線氷川駅(現奥多摩駅)から工事現場まで専用鉄道の建設が始まり、昭和27年3月の開通とともに、工事も本格化。建設決定から25年、工事開始から19年、途中戦争による5年間をはさんで昭和32年11月、945世帯の移転と約150億円の総工費をもって完成しました。
戦前・戦後に渡ったこの工事は、大型機械を輸入するとともに国家的プロジェクトとして位置づけられ、当時の最先端土木技術で施工されました。水道専用ダムとして国内最大で、現在でも都民の貴重な「水がめ」の役割をはたすとともに、「奥多摩湖」の愛称で多くの人々に親しまれています。
 また小河内貯水池の流域は、東京都奥多摩町、山梨県小菅村、丹波山村及び甲州市の4市町村にまたがっています。


 青梅街道国道411号線、大菩薩峠ラインは残念ながら富士山は見えません。気温8℃。


 峠を下りると甲州塩山で恵林寺があり、辺り一帯はころ柿の里です。どの家の軒の下には干し柿がぶる下がっています。


 富士五湖の河口湖に≪もみじの回廊≫というのがありますが、甲府は盆地で寒くすでに紅葉も終盤でした。現地の人は今日はことのほか寒いと言っていました。